田舎の土地活用は、集客の難しい、商業や賃貸需要の少ない土地で、いかに収入を得るかという点にかかっています。空き家などを民泊や別荘、貸家にするという方法もありますが、効率の良い活用法とは言えないでしょう。

太陽光発電がおススメ

そんな一見不利とも思える田舎の土地活用法としては「太陽光発電」があります。いわゆる野立てと呼ばれる方法で、土地に直接ソーラーパネルを設置する方法です。採光が取りやすく近隣とのトラブルも起きづらい立地条件。 「太陽光発電」 は、周りに建物が少ない田舎の方が適しています。立地条件としては、平地や南向きの斜面が最適です。また、メリットとしては、20年間固定値にて電気を買い上げてもらえる上に、メンテナンスも賃貸物件などに比べればかかりませんので、ランニングコストに優れています。

20年間土地を転用・転売できないというデメリットもありますが、田舎の土地活用としてはまだまだ将来性や安定性が見込めます。売電価格は年々低下傾向にありますので、早めに始めてみるといいでしょう。

高齢者向け住宅の運用は貸出形式でリスク低減

田舎でも、都市圏や市街地からそこまで離れていない立地なら、「サービス付き・高齢者向け住宅の運用」という土地活用方法もあります。高齢者向け住宅は、一般的な賃貸住宅に比べて、駅前などの立地条件のよさよりも、閑静な田舎の方が好まれる傾向にあります。近年の少子高齢化もあり、これから需要が見込めます。初期費用が高くつき、また医療・介護サービス関係者を雇う必要があるため、自分で建設するよりもオーナーとして事業用地を貸し出す形式の方がリスクが少ないでしょう。

田舎の土地活用まとめ

田舎でも土地活用を諦めるのは早いです。住む予定もない、売れるかどうかもわからない…といった土地も、田舎だからこその立地条件を活かした需要がある可能性もあります。じっくりと検討してみましょう。